大阪市立鶴見商業高校
鶴見商業高校の練習に行ってみた。
何か新しい練習メニューを取り入れたいけど、どうしたらいいかわからない…。
他の学校ってどんなふうに練習してるんだろう…。
なんて気になったことはありませんか?
各高校のいろんな練習メニューをみんなで共有し合うことで、
日頃の部活動をもっと充実させたい! という想いから始まった、
この「稽古場」コーナー。
記念すべき第1回のは大阪市立鶴見商業高校さんです!!!
2012年、『ROCK U!』で全国大会出場を決めた
鶴商さんの日頃の練習内容、気になりますよね?
私は気になります!!!
(Text&Photo by Yoshiaki Yokogawa&Ai Miyazaki Illust by Akie Ito)
ということで、鶴商さんの稽古場にお邪魔させていただきました!
まず練習はストレッチから。
ツルドレンのみなさんは、音楽を流しながらストレッチを行うそうです。
ストレッチのポイントは、体をしっかりリラックスさせること。
掛け声をかけながらストレッチをすると無駄な力が入ってしまうので、
ゆったりした曲調に合わせて、いわく「眠っちゃうくらい(笑)」リラックスして
柔軟をすることを大事にしているそうです。
曲目は宇多田ヒカルさんの『STAY GOLD』。
うーん、名曲。アルファ波がバンバン出てきますね。
ということで、ここからはイラスト付きで解説しますね。
まずは絵のように足をぴーんと伸ばすところから。
そして、上体を前に倒す!
うーん、アラサーの私はすでにこの時点で節々が痛い…!
そして、次に両足を開脚!
ここで180°しっかり開けることができたら、今日からあなたは部のヒーローです!
上体を横へ倒してー。
反対側も欠かさずにー。
次は、手で反対側の足の爪先を掴むつもりで上体を倒す!
この時、しっかりと筋が伸びていることを意識してくださいねー。
もちろん反対側もー。
あー、何か痛すぎて涙が出てきました…。
そこからさらに上体を前に倒す!
もうつぶれたお饅頭になったつもりで倒す!
そして、その状態のまま両手を両足の爪先につけるように広げる!
あー、もう痛みを飛び越えて、エクスタシーさえ感じてきました。
そして、おなじみ座禅のようなこのポーズ。
うっかり悟りでも開けちゃいそうですね。
では、この姿勢のまま上体を倒してみましょう。
この時、足の裏同士がしっかり重なり合っているようにね。
上体が倒れないからと言って膝が上がってしまってもいけませんよー。
・・・ふぅ。
すっかり運動もしなくなったアラサーがやるには、
あまりにもハードルが高すぎました。
このあたりはさすがツルドレンのみなさん!
写真でお見せできないのが残念なくらい柔らかい!
綺麗に180°開脚しちゃってますよ!!
余裕綽々でやっちゃってますよ!!!
このストレッチが終わったら腹筋運動です。
仰向けになった状態で足を20°くらい上げます。
ここから足を上げたり下げたり、
右足と左足をクロスさせたり、
自転車のペダルを漕ぐように足を大きく動かしたり。
一見すると地味な感じですが、意外にキツい…。
平然とした顔でメニューをこなすツルドレンのみなさんとの間に
越えられない壁を感じました。
ストレッチから腹筋までで約10分だそうです。
柔軟と筋力は、舞台上で自由自在に体を動かすためにはどちらも欠かせないもの。
こうした念入りな日々の練習が、感動を生む演技につながっているんですね。
しかし、ツルドレンの基礎練習はまだまだ続く!
すでにアラサーの私は体力の消耗が激しいのですが、
ツルドレンの基礎練習はむしろここからが本番です。
次は、ダンス。
MD4から8の曲をかけ、踊ります、踊ります!!!
曲は少女時代。これはチョンさんの完全な個人的趣味だそうです(笑)
ダンスは残念ながら時間がなく、拝見することはできませんでした・・・。
見たかった・・・!!みなさんの少女時代・・・!!!じーじーじーじーじー。(曲です)
ダンスを取り入れた理由は、みんなの身体能力を高めるためとのこと。
確かに、20分間で5曲もぶっ続けで踊っていれば、
自然と体のキレも良くなるし、体力もつきそうですね。
他にも身体表現能力を高めるために、
最近ではコンテンポラリーダンスも取り入れてるそう。
敢えて決まった振り付けはつけず、曲を聴いて感じるままに踊ります。
そして、身体訓練が終わったら発声へ。
ここでは基礎的な長音やあめんぼの唄、外郎売りの他に、
顧問の松山先生が採用した滑舌練習を実践しています。
うーん。何だか読み込んでいる感がプンプン伝わってきますね。
こうしたメニューの毎日の積み重ねが、
『ROCK U!』のあのパワフルなお芝居につながっているのですね。
みなさんもぜひ参考にしてみてください!
ツルドレンのみなさま、ご協力ありがとうございました!!!!
※今回取材にご協力いただいた鶴見商業高校さんの
全国大会出場が決まるまでの秘話はこちらから!要チェケラ!!
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