木村玲衣
【木村玲衣インタビュー】夢見た場所に立った、そのあと。
キャラメルボックス30周年の歴史の中で、劇団員としては史上最年少のヒロインがこの夏、誕生する。木村玲衣、21歳。入団わずか3年目の大抜擢というシンデレラストーリーを歩んでいるように見える彼女も、実はほんのわずか3年前までは制服を着て、高校演劇に打ちこんでいたのだ。15歳でキャラメルボックスに出会い、「この舞台に立てるなら死んでもいい」と切望した彼女は、夢見た場所に立った今、何を見つめ、何を考えているのか。その大きな瞳は、夢を叶える者だけが持つ輝きに満ちあふれていた。
(Text&Photo by Yoshiaki Yokogawa)
3年目、初めて掴んだ県大会の切符。
――そもそも木村さんがお芝居に興味を持ったのはいくつぐらいのことなんですか?
小学生高学年ぐらいの頃からテレビに出てくる女優さんに憧れていて、最初は映像の世界に行きたかったんです。自分で実際にお芝居を始めたのは、埼玉の高校の演劇部から。部活を覗いてみたら楽しそうで、演技力をつけたいなと思って入部しました。
――部活時代はどんなことが印象に残っていますか?
毎年、秋の大会があるんですけど、うちの地区には坂戸高校っていう強豪校がいて、なかなか県大会に上がれなかったんですよ。1年目の大会では、私の担当は大道具。3年の先輩たちが、こんなふうになりたいなって憧れるようなすごい方ばかりでした。だけど地区で落ちてしまって、2年目は役者をいただけたんですけど、やっぱり地区で負けちゃったんです。
――結構、大会とかで熱くなる感じの部活だったんですね。
私の代はそうでした。それで、3年目に私たちが選んだのが『男でしょっ!』(一宮高校演劇部・作)。私はヨウコ役を演じました。ちょうどその年は県大会への出場枠が2枠あったこともあって、初めて私たちも県大会に行くことができたんです。もうめちゃくちゃ嬉しくて、「やってやった!」って大喜びしてました(笑)。
あのラストシーンが、私の人生を変えた。
高1の夏に、高校生は1000円で観られるということで、『風を継ぐ者』を観に行きました。それまでプロの劇団のお芝居を観たことがなかったし、そもそもプロの劇団ってどういうものなのかもわからなかった。キャラメルボックスも全然知らなかったんですよ。だけど、舞台を観て、心底感動して、そこから舞台役者になりたいと思うようになりました。
――キャラメルボックスの舞台のいったい何にそこまで胸を掴まれたんでしょう。
やっぱり高校生の私には入りやすかったというのはあると思います。『風を継ぐ者』は幕末の話なんですけど、当時の私は時代背景も全然知らなかったから、正直内容が全部わかったかといえば、そうではありません。だけど、ラストの紗幕の裏に三人が立っている場面を観て、鳥肌が立つくらい感動した。「この舞台に立てたなら死んでもいい」って本気で思いました。あの場面は今でも胸に焼きついています。1000円の席ってすごく後ろの方なんですけど、間近で観たような感動をもらいましたね。
――木村さんは卒業してすぐにキャラメルボックスの俳優教室に入学されています。いくら役者になりたいと言っても、まずは大学で勉強しながら演劇を続けてみるとか、いろいろ選択肢があったと思うんですね。その中で敢えて俳優教室に進まれたのには、どんな想いがあったんですか?
ただバカだったんだと思います(笑)。母校は進学校ということもあって、98%が大学に進学するんですね。だから担任の先生にも顧問の先生にも「キャラメルボックスなんて無理だから」って散々反対されましたし、親からも「大学くらい行ったら?」って言われていました。でも、なぜか大丈夫だろうって根拠のない自信があったんですよ(笑)。それに、他の選択肢があると心が折れてしまいそうな気がして。ダメだった時の保険を用意したくなかったんです。だから私は演劇一本でいこうって、そう決めていました。
――とは言え、本格的なオーディションを受けるのは俳優教室が初めて。緊張したんじゃないですか?
もう緊張しました! 気合いが入って集合時間より1時間も早く会場に着いたくらい(笑)。そしたら、急遽、私がいちばん最初に選考を受けることになってしまって。しかも、この業界では挨拶は「おはようございます」が基本。私はそんなこと知らないから、「こんにちは」って入ってみんなに大笑いされちゃって。台本を読む手が震えているのも自分でわかったし、もう絶対に落ちたなと思いました。
――それが厳しい倍率を乗り越え合格。反対も大きかっただけに、嬉しかったでしょうね。
「やればできるんだぞ!」って、そう思いましたね。
人生でいちばん緊張した入団オーディション。
――俳優教室ではどんなことをやっていたんですか?
2キロマラソンにストレッチ、筋トレ、ボクササイズ、エアロビ、パワースピーチ、台本稽古。高校での練習とはまったく違いましたね。こんなに本格的に身体を動かすことなんてなかったから入った当初はすごくキツくて、6キロも体重が落ちました。あの時が、私の人生の中でいちばん痩せていましたね(笑)。
――やっぱり同期のメンバーも、高校の部活仲間とは違いましたか?
そうですね。同じ夢に向かって頑張っていく仲間だから、すごく喧嘩をすることもありました。一度、同じグループのメンバーが発表会の直前に言い合いになって、「このグループは嫌だ!」って破綻寸前になったことも。でもその分、仲良くなれたし、最後の卒業公演はすごく楽しくて、今よりもずっと伸び伸びとやれました。
――成井さんの指導で印象的だったことは?
とにかくよく言われたのは、「会話をしろ」ということ。でも自分の演技の何がダメなのか、どうすればいいのか全然わからなくて、ずっと悩んでばかりいました。高校の頃は、自分の演技について悩むことなんてほとんどなかったんです。それはそこまで深く演技について考えることがなかったから。今思えば、成井さんのおっしゃっていたこともよくわかるんです。あの頃の私は自分の用意してきた言い回しばかりにとらわれて、たとえば相手が急に怒鳴ってきたとしても、用意した言い回しで返すことしかできなかった。でも、当時はまだそれがよくわかっていなくて、自分が成長しているかどうか、なかなか手ごたえを掴めずにいました。
――そして、俳優卒業を無事卒業し、入団オーディションを受けます。
もうそれは俳優教室に入った時から決めていました。入団オーディションのことは全然覚えていないんです。私にとって、人生でいちばん緊張した時間。これで私の人生が決まると思ったら、もう震えが止まらなかった。オーディションでスピーチをやるんですけど、私は事前に何を言うか決めて、きちんと暗唱できるように何度も練習して臨んだんです。でも本番では頭が真っ白になっちゃって、もう自分で何を言ったか覚えていない。最後に「私は見た目は可愛いって言われるんですけど、中身は腹黒い」と言おうとして、間違えて「私は可愛くて!」って言っちゃって(笑)、しかもそこで時間切れ。もうみんなに大爆笑されてしまいました。3次審査なんて劇団員がみんないるんです。だから受験生よりも劇団員の方が人数が多い。もう圧迫感がすごかったです(笑)。
――それが見事合格。
また合格通知がひどいんですよ(笑)。封筒が薄くて、「ああ、これは落ちたな」って思いました。しかも中を読んでみたら、延々と文章が書いていて、自分が受かったのか落ちたのかいつまで経ってもわからない。最後の最後に「そう、合格です」って書いていて、「何なの、この焦らしは!?」ってお母さんと一緒に怒ってました(笑)。でも、本当に嬉しかったです。
入団1年目、泣いてばかりいたあの頃。
――そうして晴れて劇団員の一員となったわけですが、俳優教室はあくまで自分がお金を払って勉強をする場所。だけど、劇団員はお芝居でお金をもらう立場になるわけです。その違いをどんなふうに感じていましたか?
そうですね。1年目はまず裏方をするんですけど、イメージとは全然違いました。キャラメルボックスの舞台ってすごく優しさにあふれているじゃないですか。でもそれを支える舞台裏は本当に大変で、私は衣裳部だったんですけど、もう休む暇もないし、作業があるので御飯も10分で食べなきゃいけないし、本当に厳しかったです。特に私が入団して最初に関わったのが『隠し剣鬼ノ爪』『盲目剣谺返し』という時代劇だったこともあって、普通のお芝居より本当に忙しい。袴のアイロンのかけ方なんてわからないし、家に帰るのは12時を過ぎることも多かったし、毎日泣いていました。
――特にまだ周りの同級生が学生ばかりだから尚更キツイですよね。
友達が「彼氏できた」とか「髪染めた」とか「オールした」ってつぶやいてるのをTwitterで見ては、「私、何やってるんだろう」って思ってました。好きなことをやろうと思って入ったはずなのに、毎日が辛くて、母にも「無理!」ってよく泣きついていましたね。でもそのたびに「あなたのやりたいことなんでしょう。もう少し頑張ってみたら」って励ましてもらって。1年目は本当に心が折れかけました。
最大のスランプ。目を合わせて会話ができなかった。
入団して1年目の冬の『ウルトラマリンブルー・クリスマス』です。いきなり成井さんに呼ばれて、「冬に出てもらうから」って軽い感じで初舞台の宣告をされました。嬉しかったですけど、プレッシャーも大きかったですね。私の役は主人公の(阿部)丈二さんの娘役。まだ10歳の女の子ということもあって、なかなか役に自分を近づけられず苦労しました。稽古中は丈二さんが動きの復習をしてくれたり、先輩たちがいろいろアドバイスをくれたり、周りの人たちのおかげで何とか本番を迎えることができました。
――そして2作目が『あなたがここにいればよかったのに』。
この作品がいちばん大変でした。ガチガチに緊張して、演出の真柴(あずき)さんが言っていることも理解できなくて、演技をしている時も共演者と目が合わせられなかったんです。自分ではまったく自覚がなかったんですけれど、普通に会話している場面なのに「目が合ってないよ」って指摘されたりして。もうまったく余裕がなかったんだと思います。出番が増えて、クロスキャストでどちらの役もやらなければいけないということもあって、もう自分でいっぱいいっぱいになっていました。
――その時はどんな気持ちだったんですか?
辛かったです。自分が楽しめていないことが辛かった。観に来てくださるお客様に申し訳ないし、共演者のみなさんにも申し訳ないし。このままだと自分がダメになると思いました。私、芝居の稽古で滅多に泣かないんです。でも、この時は真柴さんに呼ばれて個別練習している時にわけがわからなくて泣いてしまいました。やっぱり追いつめられていたんだと思います。
2年目、舞台の上で生きることが見えてきた。
――そこからどう演じる楽しさを取り戻していったんですか?
キャラメルボックスでは、入団してからの2年半は「新人期間」として成井さんに練習を見てもらうんです。それで、次の公演が始まるまでの間に新人練習があって。もうここで変われないと私はダメになると思って、ギアを入れ替えてとことん練習に打ち込みました。
――そして、『ブリザード・ミュージック』へ。
ここで初めて私は「会話をする」ということがわかるようになったんです。今まではずっと「会話をしろ」ってダメ出しをされても、それがどういうことなのかわかりませんでした。でも演じたふなこが自分に近いということもあって、急にふっとその感覚が理解できるようになった。自然とアドリブで返せたり、楽しんで演技ができるようになりました。
――何と言っても木村さんが広く注目されるようになったのは、『パスファインダー』。演じたリンは、物語の鍵を握る大役でした。
役が決まった時は、「新人の私が?」っていう嬉しさ半分、プレッシャー半分でしたね。実際、稽古ではほとんど私のダメ出しばっかり。成井さんから何度も「木村が違うんだよなあ」って言われていました。最初は本当に辛かったです。でも共演の(岡田)達也さんがつきっきりで「ここはこうしたらいい」とかいろいろアドバイスしてくださったおかげで、途中からは楽しくできました。いちばんイキイキと演じられた公演だったんじゃないかと思います。
プレッシャーを超えて。今、ランナーズハイへ。
話を聞いたのは、『パスファインダー』の稽古中のこと。成井さんに急に呼び出されたんです。その時は稽古の途中だったので「私、降ろされるんだ」って思いました(笑)。もう縮こまって話を聞いてたら、「今度、『時をかける少女』をやるんだけど、主役は木村で決まったから」って言われて。
――嬉しかったでしょう。
全然嬉しくなかったです!(笑) もう今だから言えますけど、プレッシャーが大きすぎて逃げ出したくて仕方ありませんでした。周りがみんな「おめでとう」ってお祝いしくれるんですけど、私にとってはちっともおめでたくない(笑)。ずっとどうしようって考えていました。でも、母が泣いて喜んでくれて、「キャラメルボックスなんて絶対ムリだ」って言ってた顧問の先生も「絶対に観に行くから」って応援してくださって。私以上に喜んでくれてる周りの人たちの声に背中を押されて、少しずつ前向きに受け止められるようになりました。
――実際に稽古に入ってみていかがですか?
台本を渡された時に、成井さんに「台詞多いからな、覚悟しろよ」って言われたんですけど、開いてみたら1ページ目から長台詞。数えてみたら454ありました(笑)。やっぱりダメ出しは私しかなくて、こんなこと言っていいのかわからないんですけど、この公演が終わったら辞めちゃうかもしれないって切羽詰っていたこともあったんです。
――え! でも、今はすごく楽しそうです。
私、いつもは台本を読みこんで、準備して稽古に臨むタイプなんです。だけど、今回はもう考えが追いつかなくて。台詞に追われているし、ちっともプラン通りにいかない。だからとりあえず来たものを返していこうってつもりで稽古に取り組むようになったんです。そしたら、だんだん楽しくなってきた。ずっと喋っているうちにアドレナリンが出てきて、もうランナーズハイみたいな感じ(笑)。そしたら周りが笑ってくれるし、成井さんもふざけている私を見て笑ってくれるようになった。笑っている成井さんを見て、「私、間違ってないかもしれない」って前向きになれるようになりました。
――座長としてのプレッシャーもありましたか?
それこそ稽古初日は座長として引っぱっていかなきゃなんて、恥ずかしながら思っていた部分もあるんです。でも、それどころじゃないし、むしろアップアップしている私をみなさんが倒れないように支えてくれる。座長のポジションを担ってくださる方がたくさんいるので、今はもうとにかくマナツという役に専念させてもらっています。うちの劇団のいいところは、悩んでいる人を絶対に周りが助けてくれること。みんなが助け合う気持ちを持っているから、稽古をしていく中で自然とひとつのものをつくろうっていう絆が生まれてくる。この家族みたいな絆は、入団して改めて発見したキャラメルボックスの魅力です。
――劇団員のみなさんが支えてくれたから辛い時期を乗り越えられた。
もうひとつは観客のみなさんの声です。入団1年目の辛かった時期も、劇場でパンフレットを配っている私を見て、たくさんのお客さんが「新人さんですよね」「初舞台楽しみにしています」って声をかけてくださった。この間のサポーターミーティングの時も、いろんな方から「『時をかける少女』頑張ってください」って応援していただけた。そのたびに、「私はここで生きていていいんだ」「ずっとずっと続けていきたい」って勇気をもらっています。
自分の芝居に、7000円の価値はあるか。
――木村さんにとって、演じることとは何ですか?
生きがいですね。もちろん大変だと思うこともあります。だけど、稽古をしながら周りとの関係が築けていくうちに、やっぱり演じることって私にとって必要だし、お客さんにも届けたいなって気持ちがたくさん溢れてくるんです。
――お芝居をしてご飯を食べる“プロ”の覚悟を感じたことはありますか?
ちょうど初舞台の『ウルトラマリンブルー・クリスマス』の時、私は新人だし全然端役だし、お客さんは「こんな新人さんが入ってきたんだ」くらいの気持ちで、みんな主役の丈二さんたちを観に来てるって思っていました。でも、その時、お母さん役だった実川(貴美子)さんに「あなたも(チケット代の)7000円の価値を持って舞台に立たなきゃいけない」って言われたんです。「一人ひとりがチケット代の価値を持ってお客さんに届けなきゃいけないんだ」って。私、それまで自分の演技に7000円の価値があるなんて、まったく考えていませんでした。でも、実川さんにそう言われた時にハッとプロの覚悟に気づいて。そこから心を入れ替えて頑張らなきゃいけないって思うようになりました。
――では、夢を追いかけている高校生、あるいは夢を追いかけたいけど一歩踏みとどまっている人たちへ、木村さんからメッセージをお願いします。
キャラメルボックスが好きで、ただやりたいからやるって気持ちだけで突っ走って、ここまで来ました。もちろん周りの人からはすごく反対もされました。でも、自分の人生を決めるの自分だから。失敗したら、またそこから考えればいいやって思うんです。まずは「私なら大丈夫」って根拠のない言葉を信じて走り出してみることが大事。もちろんプロの役者はなってからがまた大変です。でも、どんな辛いことも今思えば楽しかったし、いい経験だし、すべてが私の力になっている。だから、自分のやりたいことはやった方がいいなって思います。
――その気持ちがあったからこそ、木村さんは今、夢見た場所に立っていられるんでしょうね。
以前、私が頑張っている姿を見て、母校の演劇部の子たちが「私も頑張ろうと思いました」と言ってくれたことがあるんです。私はそれが本当に嬉しくて。だって、私自身が、高校1年の時にキャラメルボックスの舞台を観て夢を与えてもらったから。今度は私が夢を与える側に立てるって、本当に幸せなこと。だから私はこれからも舞台に立って、演劇の力を自分より下の世代に伝えていきたい。それが今の私の夢ですね。
INFORMATION
そんな木村さんが初主演を務める『時をかける少女』がいよいよ開幕!
東京公演は7月28日(火)からサンシャイン劇場にて。
大阪公演は8月20日(木)からサンケイホールブリーゼにて。
あの筒井康隆の国民的傑作SF小説が、
キャラメルボックスならではの魔法で今また新たに甦る。
この夏いちばんの爽快なエンターテイメントが劇場であなたを待っています。
■キャラメルボックス30th Vol.3『時をかける少女』
<原作>
筒井康隆『時をかける少女』(角川文庫刊)
<作・演出>
成井豊
<キャスト>
木村玲衣、西川浩幸、坂口理恵、岡田さつき、前田綾、大内厚雄、三浦剛、筒井俊作、左東広之、鍛治本大樹、金城あさみ、毛塚陽介・関根翔太、
近江谷太朗、池岡亮介
<ストーリー>
尾道マナツは高校2年の女の子。札幌で両親と暮らしている。
8月、東京に住む伯母が病気で倒れたと聞き、看病にために東京へ行く。
伯母の芳山和子は、大学で薬学の研究をしていた。
マナツは伯母に付き添って大学へ行き、そこで幼馴染みの竹原輝彦と再会する。
その時、研究室で爆発事故が発生。目が覚めると、マナツと輝彦は一日前にいた。
二人は事故のせいで、タイムリープしたのだ。
マナツの話を聞いた和子は、自分の高校時代を思い出す。
32年前、和子は何度もタイムリープした。
彼女にその能力をもたらしたのは、ケンという名の少年だった・・・。
<東京公演>
2015年7月28日 (火) ~8月9日(日)
サンシャイン劇場
平日 S席(1F指定席)7,000円 A席(2F自由席)5,500円
土日 全席7,000円
ユースチケット(24歳以下) 4,000円
小中高生シート 1,000円
OVER60(60歳以上) 4,000円
<大阪公演>
2015年8月20日(木)~24日(月)サンケイホールブリーゼ
サンケイホールブリーゼ
全席7,000円
ユースチケット(24歳以下) 4,000円
小中高生シート 1,000円
OVER60(60歳以上) 4,000円
○インターネット予約
○チケットに関するお問い合わせ
演劇集団キャラメルボックス
TEL:03-5342-0220
FAX:03-3380-1141(12:00~18:00 日祝休み/公演中は16:00まで 日祝休演日休み)
○公演ホームページ
http://www.caramelbox.com/s/30th-3/
(宣伝写真撮影:西村 淳)
PROFILE
1993年12月27日生まれ。埼玉県出身。星野高校卒業後、演劇集団キャラメルボックス俳優教室10期生を経て、2013年、キャラメルボックスに入団。2013年、『ウルトラマリンブルー・クリスマス』で初舞台を踏む。15年、『パスファインダー』でヒロイン・リンを好演し脚光を浴びる。今回、『時をかける少女』で劇団員としては史上最年少の初主役を射止めた。